一年を振り返って
2008.12.27 |Category …曇り
おかげさまで、今年は「回復」と言える年だったかもしれません。
ですが病気になると、健康な時からは予想もできないような事を経験するものですね。
少し振り返ってみたいと思います。
私のうつの発端は2年前の家族の自殺です。
精神的に不安定になり、仕事ができなくなったのを覚えています。
記憶が断片的で、あまり思い出せませんが。
自殺というものは想像できないほど周りに多大な影響を与えるようです。
ですが、その後私自身も死のうと考えて未遂騒動を何度か起こしてしまいました。
この時の心境はなんとなく覚えていますが、自分とは違う人間だったかのように今は思えます。
普通ではない思考回路だったのでしょう。
私の場合は、
医者にかかる前は全く死ぬことなどは考えてもいませんでしたが、
医者にかかって薬を飲み始めてから自殺念慮が出てきたので、
抗うつ剤の副作用だと今でも思っています。
抗うつ剤の処方がなくなると異常とも言える思考はなくなりましたから。
ただ、人それぞれ体質や薬との相性は異なるので、
薬が問題なく効く人には非常に効果的なのでしょう。
羨ましいです。
今は全く希死念慮、自殺念慮というものはありません。
更に、鳥肌が全身を襲って、冷や汗をかきながら動けなくなるという症状もなくなりました。
以前記事に書いた私が受けているカウンセリング、
マインドフルネスという心理療法のおかげだと感じています。
ここのカウンセリングの先生には本当に助けられたと思っています。
家族の勧めがなければ、カウンセリングの先生と出会うことはありませんでした。
よくよく考えると、
全て家族の助けがあったからこそです。
本当に感謝してもしきれません。
あとは、
社会復帰です。
前職場は退職扱いとなったので、ぼちぼち就職活動なのですが、
不景気で(世界恐慌?)、正直気が重いです。
毎日、新聞・テレビのニュースを見ていても暗い話題ばかりです。
ですが、暗くなっていても良いことはありませんから、
悩まず、明るく進んでいかなければなりませんね。
2009年は「楽観的」を心がけて。
図太く歩いていきたいです。
それくらいがちょうど良いのかもしれません。
あと、
犬にも助けられました。
散歩に時々出かけるのは日光を浴びたり、森林浴になったりして治療にもなったと思います。
家の中にばかりいても気分は変わりにくいですからね。
シャワーしていなくても、気が進まなくても、
無理にでも散歩に出かけると気分転換になるものです。
疲れすぎは逆効果のようですが。
ペットは予想外の行動をとるので、面白く、時には驚かされ、本当に癒されます。
寿命が短いので、遊べるときはできるだけ思いっきり遊んでやりたいですね。
私はよく犬と話をします。
犬は言葉が喋れないので一方通行ですが、
犬は理解しています。
幼い頃に飼っていた時は考えもしませんでしたが、
これは最近気付きました。
犬は聞こえないふりも上手いものです。
●Thanks Comments
無題
わんちゃん可愛い!テーブルで何を待っているんだろう?
私はまだ自殺念慮を抱えています。
でも気分が浮いてくると治まるので、コントロール?とは言い切れないけどだいぶ以前よりは良くなったと思います。
はちみつさんに教えてもらったカウンセリング。
興味があるので、来年行ってみたいと思います。
私も猫に救われましたよ。猫もおしゃべりはしないけど、黙って近くにいてくれる。
けっこう表情もあるので、具合が悪い時は猫と一緒にいると回復が早かった気がします。
Re:無題
自殺念慮は私もなかなか消えてくれないと思う時期がありましたが、
少しずつ小さくなって気にならなくなりました。
時間も必要なのかもしれませんね。
私の通っていたカウンセリングは認知行動療法などとは異なるので、最初は少し驚かれるかもしれません。
欧米では盛んに行われているようです。
私はオススメします。
無題
今晩は、綺羅です。
テーブルのわんちゃん可愛いですね(^^)
私も小動物ですが、癒されてますね。今はハムスター1匹とウサギ1羽しかいないのですが。ウサギは人間の言葉を理解出来ると聞いた事があります。本当か如何か分かりませんが、名前を呼ぶと反応しますし、ゲージの外に出すと悪戯っぷりを発揮しますが、疲れると私の隣でグデーってなりますね(笑)。
私も家族(父親)の支え、医者の支えがあって、ここまで回復しました。良い医者に巡り会えたようで、処方も適切です。最初は内科、次に心療内科、次に精神科と来ましたが、今は精神科で安定してます。
自殺念慮、希死念慮は未だにありますねぇ。
でも程度の問題で弱程度、強い時でも中程度になりました。
(今でも時々団地の最上階からふらっとなったり、電車にもふらっととありますが…汗)。
私も自殺未遂をしてきましたが、当時は異常な思考だったと今なら思えます。言えます。断言出来ます。
Re:無題
飼い主の言葉は理解していると思います。
綺羅さんも少しずつ良くなっているようで良かったです。
自殺を考えるというのは脳のどこかの部分が普通ではない状況に陥っているような気がします。薬では自殺念慮などは消せないようですが、回復につながるような規則正しい生活や適度な運動などを継続していくと脳の機能も正常に戻ると、私は思います。
時間とともにそういった自殺念慮は気にならないほど小さくなると思いますよ。お互いに病気を治していきましょう。