忍者ブログ
Admin§Write

うつ病・治りました~完治を目指して~

うつ病と診断され、閉鎖病棟に入院もしていましたが、マインドフルネス心理療法と出会い、呼吸法・運動などを実践して回復しました。再発に気をつけながら生活をしています。 うつ病で悩まれている方の何かの参考になれば幸いです。

HOME ≫ Entry no.69 「パニック発作と自律神経失調症を改善させる」 ≫ [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


パニック発作と自律神経失調症を改善させる

今では改善して気にならなくなりましたが、
うつ病と診断されて数ヶ月経った頃だったでしょうか。
家族から手足が冷えていると言われるようになり、
自分でもそうかなと少しは思いましたが、
当初は特に気にしていませんでした。

それからしばらくして、
今まで冷え症とは無縁だったのですが、
手足、特に足の冷え方が酷くなったのを覚えています。
うつ病の症状の一つに、
寒くて寒くて仕方が無いというのを聞いたことがあります。
もしかすると、私もこの症状だったのかもしれません。
足が冷えて冷えて我慢できないほどなのです。
当時、体温計で体温を測ると確かに35度台という低体温でした。


また、突然『鳥肌』が立つという奇妙な体の異変も出始めました。
この鳥肌、次第に強く出るようになり、
最初は背中や後頭部だけだったのですが、
そのうち全身に広がり、同時に嫌な『冷や汗』をかくようになっていました。
夏の暑い日でも全身に鳥肌を立てて冷や汗をかいているような状態です。


また、
電車に乗ったり映画館へ行くと、『鳥肌』+『冷や汗』に加えて、
更に何も考えられなくなり思考停止状態に陥るようにもなりました。
その場にいることが非常に苦痛になり、
鳥肌を全身に立てて汗びっしょりになりながら、頭の中は真っ白です。
今思うと、パニック発作のようなものだったのかもしれません。
(頓服で出してもらっていた薬(デパスなど)は効果がありましたが、耐性がついてあまり効かなくなっていきました。)

自律神経失調症と、パニック発作が同時に体に現れていたのかもしれません。
当時のことは実はあまり記憶にないのですが、
とにかく鳥肌を立てながら、嫌な冷や汗をかき、ひたすら耐えていたように思います。


ただ、
このパニック発作は、比較的短期間で克服できています。
私が当時受け始めたマインドフルネス心理療法の呼吸法を、
発作が出た時に行うように言われ、半年くらいで次第に治っていきました。
頓服の薬(デパスなど)を飲むと即効性がありましたが、
これだと常に薬に頼ることになりますし、耐性がついていくと効かなくなります。
呼吸法は発作には非常に効果大だったようです。


面倒だったのは体の『冷え』と、全身に鬱陶しいくらいに出る『鳥肌』です。
思考停止となるパニック発作は無くなっても、
自律神経失調症のような『冷え』と『鳥肌』は、なかなかしつこかったように思います。
夏の暑い日中でも、全身に寒気を感じて鳥肌を立てているのですから、どう考えても異常です。
なんとかならないものかと、
漢方を試したり、サプリメントを飲んでみたりしていましたが、
全く効果なしです。


このしつこい体の冷えと鳥肌、
劇的に改善に向かっていったのは、
本格的に運動を始めてからです。
運動+サウナを日課としてから改善していき、
1年くらいはかかったかもしれませんが、
今ではほとんど症状が現れません。
特に、
サウナが気持ちよく感じ、
薬で例えるとデパスやセルシンのような効果に近いでしょうか・・・
運動で疲労した後にサウナで大量に汗をかくと、 本当に頭がスッキリして気分爽快になります。 デパスなどをやめたいけれども手放せなという方には是非サウナはオススメしたいですね。
サウナについて調べてみると、
継続することで自律神経の調節力を高めて、
血行を良くする効果などがあるようです。
以前にも書いていると思いますが、
体の冷えには運動(+サウナ)で汗をかくことやストレッチなどが根本的な解決策で、
体質改善につながるようです。
(言うまでもありませんが、サウナは高温で大量の汗をかきますから体調管理には要注意です。)


こんな経緯で、
パニック発作は『呼吸法』で、
自律神経失調症は『運動+サウナ』で改善でき、
これからもやめることができなくなっています。

PR

●Thanks Comments

無題

私も!凄い冷え性になっちゃって、鳥肌は今でも立ちますし、立ちくらみとかもしれますけど(笑)
ヨガの呼吸法を取り入れるようになってから、始めたのは元旦からだったんですが、2月には冷え性が改善され始めました。
呼吸法によって血の巡りとか、かわってくるんですかね?
不思議です。今の課題は、ヨガの呼吸法をパニック発作時に使用して薬なしで落ち着かせる事です。
なかなか思うようにいきませんが、ヨガでもコツをつかんだんだから、パニック発作でもコツさえつかめば大丈夫かも?と思っています。
昨日は役所だったので、安定する為に呼吸法をしつこくやりました。
お陰で錯乱しませんでした。

From 【うっこ】URL2009.05.26 04:33編集

Re:無題

私のやっている呼吸法も、うっこさんのされているヨガの呼吸法も似ているのではないかと思いますが、
呼吸法と呼ばれるものの多くが、呼吸に意識を集中してゆっくり深い呼吸なのではないでしょうか。
通常の呼吸よりも、吐く息をゆっくり長くすると副交感神経を優位にすることができて、リラックス効果があると色々な本にも載っていますから確実に効果があるのでしょうね。
私の場合ですが、
パニック発作の時に呼吸法をしながら、
出てきた症状を嫌うのではなくて、その症状を逆に観察して、
そのうち発作が治まるのでこの状態は永遠には続かないとか、
発作で死ぬことはないなどと考えていくと良いと言われてやってきました。
症状を嫌うのではなくて、受け入れる、ということが重要なのかもしれません。すぐには難しいですが、継続してやっていると発作と付きあうことにも慣れてくるので、そのうち発作の症状が現れても心は穏やかという状態になってきたような覚えがあります。
呼吸法をやっているだけでも頭がボーっとしてきて落ち着きますから、
発作以外でも、イライラしたときなどにも私は使っています。
うん、このイライラは単なる思考にすぎない・・・などと考えたりして・・・(笑

From 【はちみつ】|2009.05.26 08:40

こんにちは

ブログに遊びにきてくださり、誠にありがとうございます。

冷え性は、女性は誰でもあるものですが、はちみつさんは男性。つらかったでしょうね。

息子は、はちみつさんのように冷静ではなく自分の症状をうまく言えなくて今は病名「鬱」ということで

治療しています。

思春期というのは、なかなか、先生も判断がつかないことが多いみたいですが、

今からの症状しだいかと思います。

はちみつさんのように、運動もしなきゃいけないですよね~

息子の運動といえば、大好きな愛犬とじゃれることぐらいです。

お互い薬ではなく・・生命力・自然治癒力を信じて頑張っていきましょう。

From 【さくら咲く日】 ||2009.05.26 11:20編集

こんにちは

さくら咲く日さんの息子さんのように、
薬は最小限で様子を見ていった方が良いのでしょうね。
特に思春期の頃は多感な時期ですので、おっしゃる通り病気かどうかの判断は難しいのかもしれませんし、本格的な薬物治療などは必要ないのかもしれませんね。息子さんの意思を尊重して温かく見守られているのをとても感じました。やはり、温かい家族が一番です。季節の変わり目ですので、お体にはお気をつけ下さい。

From 【はちみつ】|2009.05.26 23:08

無題

自律神経を刺激するために運動などで汗をかくことがいいらしいですね。
東京の病院の先生が言ってました。
サウナがベストかもしれませんが、風呂に入ったり、足湯でもいいらしいですね。
冷え性には漢方も効果的みたいですよ。

From 【けん】URL2009.05.31 17:33編集

Re:無題

運動で汗をかくことは本当に良いようですね。
最近では、マラソン選手は癌になる確率が極端に低いと言われているのを聞きます。汗でしか排出できない老廃物もあるそうですし、実際に運動は癌のリスクを低下させられるとするデータも見るようになりました。
激しい運動はなかなか続きませんから、けんさんのおっしゃるように風呂や足湯なども取り入れて、新陳代謝を高めていくと良いのでしょうね。

From 【はちみつ】|2009.06.01 20:36

無題

呼吸法と、運動、サウナの効果は大きいですね!
この記事を拝見して、自分の体のことは、
自分で改善する事ができるんだなーと感じました。

呼吸法も運動もサウナも、
「体に必要な酸素と水の流れを良くしながら、整えている。」
そんな印象を受けました。
流れが悪くなれば調子も崩れ、流れが良くなれば調子が整う、
人間の体って正直ですね。

From 【はいあーる】URL2009.06.01 12:09編集

Re:無題

私はうつ病になるまでは、
呼吸法というものは変な宗教的な行為のような気が実はしていました。
実際に教わって実践してみると予想外の効果が得られたのと、
日本よりも欧米の方が広まっていたこと、
効果が科学的にも証明されていることなど、
驚かされることばかりでした。
これに運動療法も加えると効果倍増というところでしょうね。
もちろん、
先入観などによって、
薬でさえ効果が変化・半減などすることもあるようですから
全ての人に合うやり方だとは思いませんが、
精神科の薬はまだまだ副作用が多く、
根本的に病気を治せるものではないようなので、
こういった呼吸法や運動が非常に有効だと感じています。
薬でしか治療をしていなくてなかなかうつが治らないと悩まれている方には是非オススメしたいですね。薬だけの治療では再発率が高いというデータも存在しますし。

From 【はちみつ】|2009.06.01 21:13

無題

この欄 拝見しました。
多種多様なお辛い症状で・・・「あるがまま・なすがまま」とは言え辛いものですね、
出来れば症状がないに越したことはありません。減衰させたいものです。

小生は既報の様にジムに通い始め、 有酸素運動(自転車こぎ)などしまして
最後にサウナにいるパターンです。
お説の様に呼吸法、運動・サウナ 全く同感です。
”マインドフルネス”は難解すぎてネットでは理解難しいでしたね・・・

最近鍼灸法を書物で読みましたが いかがなものでしょうか?
北京あたりでは実績を上げて、既に昔から治療されているらしいですが・・・
留学→帰国されて福岡で開業されている先生のHPを拝見しましたが、
費用もかさむことですが、本音の所どうなのかな?効くのかな?
との気持ちです。
わらにもすがる思いで 通院されている方が多いかもしれません。
しかし一度受信してみようかなと・・・の心境になりつつあります。

From 【ピンサン ||2009.06.04 22:11編集

Re:無題

日本のマインドフルネスの書籍は、アメリカからのものが翻訳されているそうですが、
私は実際に手にとって読んだことはありません。
分かり易い内容のテキストをカウンセラーの先生から頂き、実践しています。
欧米では日本よりも盛んにマインドフルネスの心理療法が行われているようですが、日本ではこれを教えていく人がまだまだ少ないようです。
日本の医療はアメリカよりも10年は遅れているとよく言われるようですが、医療そのものが遅れているのですから、当然心理療法なども遅れているのかもしれませんね。

鍼灸法はあまり私は存じませんが、
昔から看板を目にしますし、
何らかの効果は期待できるのかもしれませんね。
いろいろと試してみようと思われること自体、病気の治療につながっているのではないかと私は思います。

From 【はちみつ】|2009.06.06 09:00

●この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
E-mail
URL
コメント
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード ※投稿者編集用
秘密? ※チェックすると管理人にしか見えません

●この記事へのトラックバック

TrackbackURL:

暇つぶし

参加しています

     にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

     にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ

最新コメント

[05/27 管理人]
[05/20 NONAME]
[03/28 太郎]
[08/08 管理人]
[08/02 管理人]
[07/30 NONAME]
[07/29 kakkunn]

プロフィール

HN:
はちみつ
性別:
男性
職業:
社会復帰をして現在会社員
趣味:
犬、ドラマ・映画鑑賞、水泳
自己紹介:
30代。
2006年に家族の不幸がきっかけで仕事が出来なくなり、うつ状態と診断される。
前職は休職後、退職となり、
約2年間治療に専念。
症状としては、抑うつ、自律神経失調症。
一時は、統合失調症も併発。
薬の副作用に悩まされ、
(薬を信用していない事もあり)
薬に頼らない病気の克服を目指してきました。
最近は症状もなくなり、
社会復帰(再就職)をして再発に気を付けながら生活をしています。
うつは治る病気だと、よく言われます。
その通りだと思いますが、
ただ薬を服用して休んでいてもなかなか回復に向かわないと感じている方は多いのではないでしょうか。
私は、適切な治療と、克服のための行動が重要だと思っています。
私のブログが何かのお役に立てると幸いです。

最新トラックバック

アクセス数

サイト内検索

マインドフルネス心理療法

(お世話になっている先)

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

名言



presented by 地球の名言

バーコード


≪ 少しずつ、少しずつ動き出す |PageTop| 更に減薬。完治に向けて油断せずに。 ≫

※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【はちみつ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog