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うつ病・治りました~完治を目指して~

うつ病と診断され、閉鎖病棟に入院もしていましたが、マインドフルネス心理療法と出会い、呼吸法・運動などを実践して回復しました。再発に気をつけながら生活をしています。 うつ病で悩まれている方の何かの参考になれば幸いです。

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つらい症状の時は

うつ病は、人それぞれ症状が異なりますから、
同じ症状の方を探すのは、意外と難しいかもしれません。

私のつらい症状の一つに鳥肌がありました。
全身に鳥肌が立つというものです。
頭皮にも立ちます。
意思とはあまり関係なく突然襲ってきます。
同時に、嫌な汗も全身にかき、シャツなどがびっしょりになります。
鳥肌が現れると、しばらく動けなくなってしまい、思考も難しくなります。
自律神経失調症やパニック障害の症状に似ているでしょうか。
鳥肌に嫌悪感を抱けば抱くほど、症状も強くなるのだと後で分かったのですが。

つらい症状の時は、確かに本当につらいです。
症状を嫌います。
なんとか排除したいと考えるものです。
発作などの原因を医師に尋ねても、明確には断定されず原因不明である事がほとんどでしょう。
医師は原因不明とは言いませんが。
安定剤などを処方されて様子を見てくださいと言われるだけではないでしょうか。
(症状が重いものなら、治療法を探した方が良いかもしれませんが。)

最初は薬に頼るのも良いと思います。(個人的には嫌ですが)
薬で少しは気が楽になったり、症状が落ち着いてくる事もあると思います。
私も、セルシンやデパスなどを処方されて頓服として服用していた時期がありました。
ボーっとしてきて、気分が少し良くなります。

ですが、薬は根本的に治すものではありませんので、
症状をなんとかして治したいと思うようになる方も多いのではないでしょうか。
私は色々と調べて、漢方薬を服用してみたり、サウナへ行ってみたりしました。
(サウナはお勧めです。デパスと似たような効果が得られます。新陳代謝も良くなります。)
ですが、治りません。
サウナへ何十回と入っても、
滝のような汗を流しながら嫌な鳥肌を立てている始末です。

その時、今のカウンセリングの先生から、考え方や対応策を教えて頂きました。
うつの症状は、基本的に全て脳が関係しています。
つらい事が排除できる場合は問題ありませんが、排除できない場合の考え方です。
私の場合ですと、
鳥肌はどうやっても排除できません。
ならば、嫌悪感を抱かずに自分の体の一部として受け入れていこうという考え方です。
人間は、つらい出来事があると、つらいという感情がストレスを生み、ストレスホルモンの分泌につながるそうです。
このストレスホルモンは体の変調を引き起こす原因になるようです。
つらい出来事があって、いつまでも嫌だ嫌だと考えていると、ストレスホルモンの影響で症状の継続を助けてしまい、時に悪化するようです。
嫌だ嫌だと思わずに、症状を受け入れる事が大切なようです。

また、
脳神経は使えば使うほど発達し、使わない部位は萎縮して衰えると言われています。
社会生活を送っていく上で、重要な働きをする部位が発達するなら良いのですが、
つらいという苦しみを感じる部位は、あまり使わない方がよいという事です。

私が実践した内容は、
発作が現れた時、教えて頂いた呼吸法を行いながら症状を観察するというものです。
呼吸は、吐く息が長いゆっくりとした呼吸で、深呼吸の吐く息を長くしたようなものです。テレビでも放送されていましたが、人間はリラックスしている状況では副交感神経が優位になり、無意識に吐く息が長くなっているそうです。強制的に副交感神経を優位にさせ、自分を落ち着かせる効果があるようです。スポーツ選手なども、深呼吸をよく使うようです。数分間行うと必ず変化があります。

症状が現れた時に、この呼吸を行いながら、症状を観察します。
嫌だとか、つらいという感情を全く持たないようにして観察します。
すると、症状のピークを確認でき、いつまでも続かない事が体で理解できます。
そして、いつかは終息することが観察できます。
嫌だ、つらいと思わずに、ただ観察しているだけです。
何度も繰り返していると、意味が分かります。
あとは、継続していくだけです。
(最初は、我慢して頓服を飲む時間を遅らせます。すると、いつの間にかある程度は頓服を飲まなくても我慢できる事が分かります。頓服をすぐに飲まなくても大丈夫だと、そのうち思えるようになります。)

この方法で、鳥肌は今では全く気にならなくなりました。
デパスも必要なくなりました。
鳥肌は相変わらず立っていますが、嫌だと思っていないせいか、嫌な汗もかかなくなりました。
おそらく、脳の中で症状がつらいと感じる部位が、以前は使われすぎて過敏になっていたのでしょう。
本当に不思議ですが・・・

私の実践している心理療法を、主治医へも話しています。
「運動やそういった方法で改善できるとしたデータもあるから、効果はあると思います。それで治ってしまうと薬がいらなくなってしまいますね」と笑いながら言われます。
本心かどうかは分かりませんが、薬以外の治療法も認めてはいるという事ですね。

つらい嫌な出来事は排除できれば、それに越した事はありません。
ですが、病気の症状は薬ではなかなか去ってはくれない事が多いものです。
治療しても治らない症状は、特別の事情があれば別ですが、
受け入れる事も必要ではないかと思います。
症状を嫌だと感じない共存とでも言うのでしょうか。
ずっと、つらいと思い続けると、それがストレスにつながり、
病気の治療を妨げるようです。
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プロフィール

HN:
はちみつ
性別:
男性
職業:
社会復帰をして現在会社員
趣味:
犬、ドラマ・映画鑑賞、水泳
自己紹介:
30代。
2006年に家族の不幸がきっかけで仕事が出来なくなり、うつ状態と診断される。
前職は休職後、退職となり、
約2年間治療に専念。
症状としては、抑うつ、自律神経失調症。
一時は、統合失調症も併発。
薬の副作用に悩まされ、
(薬を信用していない事もあり)
薬に頼らない病気の克服を目指してきました。
最近は症状もなくなり、
社会復帰(再就職)をして再発に気を付けながら生活をしています。
うつは治る病気だと、よく言われます。
その通りだと思いますが、
ただ薬を服用して休んでいてもなかなか回復に向かわないと感じている方は多いのではないでしょうか。
私は、適切な治療と、克服のための行動が重要だと思っています。
私のブログが何かのお役に立てると幸いです。

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