うつの療養生活で大切なこと
2008.10.16 |Category …曇り
今、最後の薬(炭酸リチウム)を減薬し始め、
少し調子が不安定になっています。
離脱症状なのか、プールで泳ぎすぎて疲れているのか、うつの波なのかは分かりませんが。
ただ、不思議と数ヶ月前まで苦しめられた死にたい病は消えたように思えます。
ですから、調子が悪くなっても消えてしまいたいとか、死にたいとは考えなくなりました。
かなり進歩したと、自分でも少し驚いています。
以前、調子が悪くなった時は、しょっちゅう体中に鳥肌が立ち、
冷や汗をかきながら思考停止状態となり、動けなくなっていましたが、
それも今のところありません。
自分なりに、うつの症状が好転したきっかけを考えていました。
今後、悪化しない為、治った後も再発しない為に。
私がここまで回復してきたのは、
間違いなく家族が探してくれたカウンセリングだと断言できます。
以前にも記事に書いていますが、マインドフルネス心理療法というものです。
(これが一番良いというのではなく、うつ回復の為に何かに取り組んでいくことが大切だと思います)
これは会話が中心ではありません。
毎日の生活の中で、自分で課題を設定し、回復の為に実行していくというものです。
自分で症状を改善していこうというものです。
これを受け始めて3~4ヶ月程で効果があったと感じています。
また、カウンセリングの先生から運動は非常に重要だと言われていましたので、
課題の中の一つとして、
今年の4月下旬頃より週5日の頻度でプールに通い、毎日500m~1km泳いでいます。
(25mずつ休みながらですが・・・)
プールで泳ぐことも、私自身が決めた課題の一つでしたが、
正直、ここまで長続きするとは思ってもいませんでした。
家族も同じ考えだったようです。
少し活動的になり始めてから、
希死念慮、鳥肌などが小さくなり、
体も動くようになってきたようです。
症状が和らいでから活動的になれると考える方もいらっしゃるかもしれませんが、
私の考えでは、逆です。
「だるくても、動く」
ということを継続していけば動けるようになると思っています。
(これも教えて頂いたのですが。)
症状が良くなるのを薬まかせに待っていても、いつになるか分かりません。
私の偏った考えですが、
脳自体が解明されていないのに、脳に作用する精神科の薬は、
頼るだけの価値はまだ無いです。
脳のどの部分に作用しているのかよく分かっていない薬が多くあります。
「脳の〇〇に作用するものと推測される」と添付文書に書かれている薬は、
個人的に全く信頼できません。
(ご存知無い方がいらっしゃったら、薬の簡単な説明文の記載されたサイトではなく、"医薬品の添付文書"をネットで検索すると、製薬会社の提供している添付文書を閲覧できます。)
医学が発展して、うつも薬ですぐに治る時代になると良いのですが。
風邪ですら、薬で治りませんから難しいかもしれませんね。
思い返すと、ただ病院に通院して薬を服用してゆっくり過ごしていた時は、
地獄の日々だったように思えます。
リストカットを何度かやり、
消えてしまいたいとか、死にたいと考え、
具体的に行動に移す事も何度かありました。
異常な思考回路ですね。
うつは、ゆっくり療養して薬を服用すれば治ると言われますが、
そんな人は一部だと、病気になって初めて知りました。
ある程度休むことは、最初は必要だと思います。
ですが、2~3ヶ月もしたら、何か行動していくことは非常に効果的です。
人間の体は、使わない機能(部位)は衰えていくようにできているそうです。
ゆっくり休んでばかりいると、脳の重要な機能が衰えてしまい、
うつの治りを妨げるそうです。
私も今のカウンセリングを受けるまでは、ゆっくりした生活を送っていました。
確かに、それまでは記憶力が異常に落ち、物忘れが激しく、
人と会話することを避ける傾向になり、つまらないことでイライラしていました。
最近は、少しずつ改善してきたかもしれません。
少しずつ回復してきたと思える時期に行動し始めていたことは、
カウンセリングで教えて頂いた、
・規則正しい生活
・呼吸法
・運動(+サウナ)
の3つです。
サウナですが、私の通っているプールにはサウナが偶然付いていて、
泳いだ後はサウナでいつも汗を流しています。
鳥肌が以前酷かったので、効果があるかと考え、続けてきましたが、
新陳代謝を活発にさせるという意味で健康に非常に良いと最近知りました。
基礎代謝が下がったままでは、健康上良くないそうですね。
あまり詳しくありませんが、
おかげで体脂肪率も下がり、
多少食べ過ぎたくらいでは、太りにくくなったように感じます。
汗かきにはなりましたが・・・
自律神経が正常になってきたのかもしれません。鳥肌も最近は消えました。
運動をしてサウナで汗をかくと、
本当に気分が違います。
運動+サウナというのは、
私にとっては、うつ回復にも効果があったように思います。
もしかすると、
自律神経失調症などには、運動+サウナが効果的かもしれません。
憶測ですが。
うつのだるさは、本当に酷いだるさです。
健康な人には理解の出来ないだるさだと思います。
ですが、
回復していくためには、
患者も努力していかなければなりません。
ゴロゴロしていて療養というのは、最初だけです。
うつは甘えではありませんが、
ずっといつまでもゴロゴロしているのは、単なる甘えです。
自分の決めた回復の為の課題を、特別な事情も無いのに、
やる気が無いという理由などでやらないのは、単なる甘えです。
嫌でも行動してみると、体は動くはずです。
私は、だるくても少しずつ活発に動いていくことで、
リストカットの衝動、希死念慮なども小さくなってきた覚えがあります。
運動などは脳を活性化させると言いますから、正常な思考ができるようになってきたのかもしれません。
生活の中で、
体に良いことをやっていかなければなりません。
無心になって、熱中できるものだと、
とても効果的だと思います。
十分に出来ていない課題について、
少し反省をして、
シャキーンと気合を入れて、
うつを治していきたいと思います。