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うつ病・治りました~完治を目指して~

うつ病と診断され、閉鎖病棟に入院もしていましたが、マインドフルネス心理療法と出会い、呼吸法・運動などを実践して回復しました。再発に気をつけながら生活をしています。 うつ病で悩まれている方の何かの参考になれば幸いです。

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自ら命を絶つという事

「自殺」について書く事は、
なかなかこれまで出来ませんでした。
私自身の気持ちを整理する意味でも、
あえて書きたいと思いました。
こういう話題を書こうと思えるまで、大分回復してきたかなあと思います。

私個人の考えで書いていますので、不適切な表現もあるかもしれません。

日本は年間3万人を超える方が自殺をされて亡くなっています。
未遂者は、その10倍とも言われています。
私の生まれた町は、人数だけで考えると一年間で誰もいなくなります。

世界的に見ても、日本は自殺率に関して上位に入ります。
その国の事情で影響されやすいようですが、
日本は少し住みにくくなっているのでしょうか・・・

自殺を考える方は様々な悩みを抱えている事は確かです。

私は、基本的には自殺は個人の自由だと思っていました。
信仰している宗教も無い、いわゆる無宗教だからかもしれません。
ニュースなどを見ても現実味に欠けるので、
あまり気に留めていなかったように思います。


自殺は、簡単に出来ます。
問題は、その後です。
家族は、必ず悲しみます。
家族のいない方は、友人が必ず悲しみます。
友人がいなくても、知人の誰かが必ず悲しみます。
必ず誰かが悲しむのです。
一人の力だけで生きている人間は、誰もいないはずです。

自殺をするという事は、本人には想像がつかないほど、
周りに大きな影響を与えます。
本人は、良いかもしれません。
もしかすると、その方が本当に楽かもしれません。
ですが、残された者にすると、その悲しみは計り知れません。
悲しいという感情すら、分からなくなるくらいです。


以前、私の家族が自ら命を絶ちました。
知らされたのは、一本の電話です。
夜の10時40分頃だったでしょうか。
亡くなったと聞き、何かの間違いだと思いながら夜の高速道路を走って病院へ向かいました。
駆けつけた時はベッドで眠っていました。
本当に眠っているのです。
全く動きません。
起きようともしません。
理解するのに、時間がかかりました。
涙も最初は出てこなかったかもしれません。
ただ、
見つめていただけだったかもしれません。


自分の命だから自分の勝手だと思うような世の中になってきたような気がします。
誰にも迷惑はかけないのなら、好きにすれば良いと思う方もいるかもしれません。

死ねば本人は、もしかすると楽になるかもしれません。
ですが、残された者は、どう受け止めればよいのですか?
答えを知っていらっしゃる方は、是非教えて頂きたいです。

私も自殺をしようとしましたが、
家族に支えられながらなんとかここまでやってきて、
最近は安定してきています。
リストカットをしても自慢には全くなりません。
行動を起こすたびに、家族が悲しみます。
周りを巻き込んでしまいます。

人間は、生まれてから誰の世話にもなっていない人はいないのです。
親がいてこそ、この世に生まれてきています。
親がいない方も、周りに育てられて大きくなっていきます。
誰もが、周りの力を借りて生きていきます。
周りに迷惑ばかりかけているという風に、どうしても気にしてしまう時がありますが、
最初から、人は迷惑ばかりをかけてきたのです。
迷惑という言葉を使うなら、
人は、生まれた時から周りに迷惑をかけながら生きている。
とでも言うのでしょうか。
きっとそれが当たり前なのです。
人が嫌がる様な迷惑は、本当の迷惑だと思いますが、
そういう意味では、自ら命を絶つ事は本当に迷惑だと思います。



うつ病かパニック障害を克服した芸能人だったと思いますが、

「人生は生き抜くためにある」

という風に言っていたのを覚えています。
私は、まだよく理解出来ませんが、なんとなく好きな言葉です。






抗うつ薬などの薬の副作用で自殺のリスクが高まる事を知っている方も多いかと思います。
私自身、多くの薬を服用してきましたが、難しいとしか言えません。
実際に、私も抗うつ薬を服用している時に何度も、リストカットなどの行為に走っています。その時というのは、テンションが高いようで、心は落ち着いているという心境だったというのを覚えています。
これが薬の副作用のせいなのか、病気の症状のせいなのかは、私にも誰にも分かりません。薬に関して以前は必死になって調べ、そういった薬が多い事に勝手に腹を立てていました。
うつ病は自殺に注意しなければならないのに、副作用として自殺のリスクが高まる事があるというのは、矛盾しているじゃないかと。
医学の限界なんですよね。
医師も神様ではありませんし、製薬会社が開発して国から認可されている薬を選んで患者に処方しているだけです。
もっと医学が進歩していく事を祈るだけしか出来ませんが、周りにいる家族が病気について、薬について、症状について理解・把握してあげる事が、患者本人の一番の安心・治療に繋がると思います。

リストカットなどは男性と女性で少し意味が違うと私は感じています。
男性はどちらかというと、本当に命を絶とうとする傾向が強いかもしれませんが、
女性は自分を傷つけるという傾向が強いような気がします。
どちらにしろ、
耐える事が出来ないほど苦しすぎて起こす行動ですから、
周りの理解が必要になってくると思います。
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プロフィール

HN:
はちみつ
性別:
男性
職業:
社会復帰をして現在会社員
趣味:
犬、ドラマ・映画鑑賞、水泳
自己紹介:
30代。
2006年に家族の不幸がきっかけで仕事が出来なくなり、うつ状態と診断される。
前職は休職後、退職となり、
約2年間治療に専念。
症状としては、抑うつ、自律神経失調症。
一時は、統合失調症も併発。
薬の副作用に悩まされ、
(薬を信用していない事もあり)
薬に頼らない病気の克服を目指してきました。
最近は症状もなくなり、
社会復帰(再就職)をして再発に気を付けながら生活をしています。
うつは治る病気だと、よく言われます。
その通りだと思いますが、
ただ薬を服用して休んでいてもなかなか回復に向かわないと感じている方は多いのではないでしょうか。
私は、適切な治療と、克服のための行動が重要だと思っています。
私のブログが何かのお役に立てると幸いです。

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