蝉の鳴き声
2008.08.14 |Category …曇り
私は、山奥の田舎で生まれ育ちました。
小学校の時は全校生徒が12人です・・・
なかなか珍しい人なのかもしれません。
今は更に過疎化が進み、廃校となって随分と経ちますが。
高校まで実家に住んでいましたが、蝉の鳴き声は当たり前の様に、五月蝿く鳴り響いていました。
うつ病になると、普段の些細な事でも感じる余裕が無くなってくるのでしょうか。
記憶に障害が出る方もいらっしゃると聞いた事がありますが、私もそうかもしれません。
記憶力は元々悪い方でしたが、うつ病になってからは更に酷くなりました。
病気で一番辛かった時の事を覚えていないのです。
人間は本当に辛い記憶は忘れるように出来ているそうですが・・・
入院中の事も、おぼろげにしか記憶がありません。
唯一日記を読み返すと、ああそんな事もあったか、という状態です。
病気になる以前の記憶もかなり薄らいでいるのです。
最近は、
ふとした時に、夏なのに蝉の鳴き声もしないのかと思い、環境が変わってきているのだろうかと寂しく思っていました。
そんな、蝉の事を同居している家族に言ったら、蝉も少なくなってきているかもしれないけれど毎年鳴き声は聞いているはずと言われ、近くで木が植えられている道路で耳を澄ますと、
「ジージー」と鳴いているのです・・・
そんな事にも気付かなかった自分に驚いてしまいました。
昨日自宅に戻りましたが、一昨日から少し早いお盆で実家に帰省していました。
実家の周辺は蝉が五月蝿いくらいに鳴いていて、懐かしく感じます。
注意して聞いてみると、お昼と夕方では蝉の鳴き声が違います。
一日の中でも時間帯によって、鳴く蝉の種類が違うのかもしれません。
お昼は「ミーン、ミーン」ですが、
夕方は「ツクツクツク」という感じで聞こえます。
(地域によって異なるのかもしれません)
この夕方に多く聞こえる「ツクツクツク」という鳴き声が、
「今日も暑かったけれども、一日終わったね」と蝉に言われている様な気がして、昔は好きだったなあと思い出しながら耳を澄ませていました。
うつ病になると、どうも五感が鈍くなった気がします。
過食になったり、食欲が落ちて食べたい物がなくなったりもしました。
地面に生えている花や虹も、ただ見ているだけという状態かもしれません。
蝉や鳥の鳴き声も。
私の親は病気に関して理解をしていないので、私は実家に帰省すると毎回イライラしてきて、その日のうちに実家から帰ってきてしまったりします。
親が本当に心配をしているという事は、とても分かっているのですが、
考えを一方的に押し付けてくるのと、こちらの話しを聞いていないのとで会話にならず、精神的に参ってしまいます。
理解の無い家族と同居している患者さんは、本当に毎日が辛いと思います。
今回はイライラしながらも、無事に一泊して帰ってくる事ができ、
蝉の鳴き声も聞け、
昨年より少しは回復して心に余裕が出てきたかなあと思えるお盆でした。
「自然」は、精神面でも人間には必要不可欠なのかもしれません。
芸能人の高木美保さんも田舎暮らしで良くなったようです。
小学校の時は全校生徒が12人です・・・
なかなか珍しい人なのかもしれません。
今は更に過疎化が進み、廃校となって随分と経ちますが。
高校まで実家に住んでいましたが、蝉の鳴き声は当たり前の様に、五月蝿く鳴り響いていました。
うつ病になると、普段の些細な事でも感じる余裕が無くなってくるのでしょうか。
記憶に障害が出る方もいらっしゃると聞いた事がありますが、私もそうかもしれません。
記憶力は元々悪い方でしたが、うつ病になってからは更に酷くなりました。
病気で一番辛かった時の事を覚えていないのです。
人間は本当に辛い記憶は忘れるように出来ているそうですが・・・
入院中の事も、おぼろげにしか記憶がありません。
唯一日記を読み返すと、ああそんな事もあったか、という状態です。
病気になる以前の記憶もかなり薄らいでいるのです。
最近は、
ふとした時に、夏なのに蝉の鳴き声もしないのかと思い、環境が変わってきているのだろうかと寂しく思っていました。
そんな、蝉の事を同居している家族に言ったら、蝉も少なくなってきているかもしれないけれど毎年鳴き声は聞いているはずと言われ、近くで木が植えられている道路で耳を澄ますと、
「ジージー」と鳴いているのです・・・
そんな事にも気付かなかった自分に驚いてしまいました。
昨日自宅に戻りましたが、一昨日から少し早いお盆で実家に帰省していました。
実家の周辺は蝉が五月蝿いくらいに鳴いていて、懐かしく感じます。
注意して聞いてみると、お昼と夕方では蝉の鳴き声が違います。
一日の中でも時間帯によって、鳴く蝉の種類が違うのかもしれません。
お昼は「ミーン、ミーン」ですが、
夕方は「ツクツクツク」という感じで聞こえます。
(地域によって異なるのかもしれません)
この夕方に多く聞こえる「ツクツクツク」という鳴き声が、
「今日も暑かったけれども、一日終わったね」と蝉に言われている様な気がして、昔は好きだったなあと思い出しながら耳を澄ませていました。
うつ病になると、どうも五感が鈍くなった気がします。
過食になったり、食欲が落ちて食べたい物がなくなったりもしました。
地面に生えている花や虹も、ただ見ているだけという状態かもしれません。
蝉や鳥の鳴き声も。
私の親は病気に関して理解をしていないので、私は実家に帰省すると毎回イライラしてきて、その日のうちに実家から帰ってきてしまったりします。
親が本当に心配をしているという事は、とても分かっているのですが、
考えを一方的に押し付けてくるのと、こちらの話しを聞いていないのとで会話にならず、精神的に参ってしまいます。
理解の無い家族と同居している患者さんは、本当に毎日が辛いと思います。
今回はイライラしながらも、無事に一泊して帰ってくる事ができ、
蝉の鳴き声も聞け、
昨年より少しは回復して心に余裕が出てきたかなあと思えるお盆でした。
「自然」は、精神面でも人間には必要不可欠なのかもしれません。
芸能人の高木美保さんも田舎暮らしで良くなったようです。
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