薬以外で、出来る事
2008.08.06 |Category …曇り
うつ病に関して調べると、
セロトニン、ノルアドレナリンという脳内の神経伝達物質の語句がすぐに出てきます。
抗うつ薬でも、セロトニンやノルアドレナリンに選択的に作用するものが盛んに使われているようです。
要は、脳内でセロトニンなどの分泌量が減少してしまっているから、脳に問題が起こり、うつ病を発症していると考えられているようです。
ただ、それだけではないと考えている研究者も多いらしいですが、薬での効果は確認されて現在使用されていますから、期待をしても良いと思います。
ですが、脳内でどれだけセロトニンなどが分泌されているかというのは、容易には分からないそうです。おそらく解剖する以外には分からないのではないでしょうか。
ですから、私は当初、もしかしたら自分の分泌量は問題が無く、正常かもしれないのに、憶測で再取り込み阻害剤というものでセロトニンを増やそうとするのだろうか?とも、考え勝手に不機嫌になっていましたが、
少しずつ医学の進歩に期待しよう、と思えるようになってきました・・・
(私は抗うつ薬との相性は悪かったという事もあり、個人的には好きではありませんが・・・)
このセロトニンですが、薬だけに頼るだけではなくて、普段の日常生活を意識的に少し変える事で、更にセロトニンの分泌量を増やす事ができるようです。
私は、以前あるカウンセリングの先生から教わり、できるだけ実践しています。
多分、すでに実践されている方は多いかもしれません。
〇早寝、早起きを心がける。
当然かもしれないですね。ただ、セロトニンは、朝7時頃に起きると、そこから分泌量が多くなり、9時頃にはもう減少し始め、11時頃にはかなり分泌量が低い値となってしまいます。この時に太陽の光をしっかり浴びると、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどのホルモンの分泌が盛んになると言われています。蛍光灯の光では足りないそうです。
そうなんです。セロトニンは午前中が正念場のようです。
(たまに、必死に日光を浴びている事もあります・・・)
また、最近の新生児の医療でも、生後、朝の日光を浴びていく事は、その後の発育に与える影響が大きいと言われているようです。
朝の太陽は重要なんですね。
(うつ病になるまで、知りませんでした・・・)
朝起きて、14時間~16時間後に、眠りのホルモンのメラトニンが分泌されます。
こういうリズムを狂わせてしまうと、睡眠障害が起こりやすいそうです。
〇昼寝は、ほどほどに。
どうしても、体がだるく感じると、お昼でも寝てしまいがちです。
昼寝のし過ぎも、一日の体のリズムを狂わせてしまうようですから、長くても30分くらいまでにしておいた方が良いらしいですね。
ただ、体調が悪い時は無理せずに休んだ方がよいとは思います。
〇セロトニンの材料となるものを食べる
大豆製品、バナナ、チーズなどの乳製品、はセロトニンの材料となるようです。
ネットで検索をかけると、トリプトファンという語句も出てくると思います。
私も、納豆は意識的に冷蔵庫に入っていれば、ほぼ毎日食べるようにしています。
(家族が買ってきてくれているのですが・・・)
朝食は早めにとるようにして、抜かない方が良いという意見は圧倒的に多いですね。私は、はちみつをかけた食パンと、ヨーグルト、たまに目玉焼きです。
本当は、ご飯に、味噌汁、数種類のおかず、などの方がよいのかもしれませんが。そこまでは出来ません。
セロトニンとは関係は無いかもしれませんが、
夜寝る前の、ネットや、ゲーム、コーヒーを飲む事なども避けた方が良いそうです。
神経が興奮して眠りにくくなるようですね。
私は、音楽を聞きながら寝ています。
イヤホンをしながらですので、朝起きると首に巻きついていて大変ですが・・・
少しずつですが、
こういった生活習慣の改善の効果も出てきているような気がします。