うつ病の「寛解」と「完治」
2008.08.04 |Category …曇り
医療関係者、もしくは患者や身近にいらっしゃる人でなければ、寛解という用語は知る事は無いかもしれません。
私は、知りませんでした。うつ病と医師から診断されても、実は自分の症状を調べる気力も無かったらしく、全く知りませんでした。
少し、元気が出てきてから
うつ病の本を読んだり、ネットで調べたりして初めて知りました・・・
うつ病は再発率が高いという事も知りました。
この再発率に関しては、色々な機関がデータを出していたりするのですが、
お医者様の中には、うつ病は薬で大分、コントロール出来るようになってきたので、数年前のデータはあまり参考にならないとする意見もあるようです。
私もいくつかのデータは見た事があります(アメリカの機関が多いかもしれません)
一度うつ病を発症すると、再発する確率は約50%
再発してしまった患者が、更に再発する確率が約75%
そこからまた再発する確率は約90%
というデータが多いような気はします。
このデータを見ただけで、患者にとってはやる気がなくなってしまいそうですが、
私は、あまり参考にならないデータだと思っています。
薬でコントロール出来るようになるなどではなくて、
そもそも、抑うつ気分などという事自体が、どういう状態になれば完全に治ったと言えるのかが難しいと思います。
寛解に至っただけで、(寛解に至るだけでも羨ましいですが)
実は完全に治っていない場合が多いようです。
仕事を休んで休職中の方は、職場から医師の診断書の提出を求められ、休職期間を決められてしまう方が多いのでは、と思います。
確かに、会社側からすれば予定を立てておきたいところですし、上司としても部下が病気で休職したとなれば、把握して会社へ報告したいところです。
(上司は自分が管理能力を問われない為にですね・・・)
このように療養期間を決められてしまうと、休んでいてもゆっくり休めません。
もしかすると、休職中も会社側へ定期的に状態を報告させられるところもあると思います。
それで、決められた休職期間を消化して、まだ十分に回復していないのに仕事に復帰する訳ですね・・・
職場からは、ゆっくり仕事をして行けば良いと言われたりするかもしれませんが、そんな気分ではありません。
治りきっていないのに、仕事に復帰をして、せっかく良くなってきたのに症状が出てきて、再発という方は非常に多いと聞きました。
これは再発とは言わずに、「ぶり返した」に近いでしょうか。
なかなか、こういう問題で苦しんでいる方は多いと思います。
これを会社側に理解を求めても、難しいかもしれません。
また、女性の主婦の方も大変だと思います。
私も最近は元気があれば、掃除、洗濯、料理(ごく稀に)をやりますが、本当に疲れます。月給に換算して30万でも安いかもしれません。
ただ、どうしてもやらなければならない家事はありますので、ゆっくりと休養できないと思いますし、家族の理解が必要だと思います。
私は、今はリハビリのつもりで、たまにやっているだけですが、疲れますね。
再発率のデータは、〇ヶ月間症状が出なかったというのを基準にしているものが多いですが、快方に向かうスピードにも個人差が絶対にありますから、参考程度にしておけば良いと思います。
また、ある機関が行った臨床試験のデータには、
抗うつ薬(SSRI)だけで治療を行ったグループと薬無しで有酸素運動だけで治療(運動療法でしょうか?)を行ったグループを比較すると、有酸素運動のみで治療を行ったグループの方が再発率が極端に低いという面白いデータもありました。
数年前なので、これも全てを信じるのは危険かもしれません。
が、個人的には嫌いでは無い結果です。
寛解や完治は誰が決めるのでしょうか・・・
自信を持って言える医師もいないと思います。
うつ病自体、絶対治ると言う医師も、まずいないと思います。
患者を元気付ける意味で言う事はあるかもしれませんが、
最近は医療裁判もよくあるので、医師は簡単には絶対に治るとは言わないと思います。
(もしいたら、疑う必要があるかもしれません)
治療開始から数ヶ月で、全く問題無く回復したという方がいらっしゃいますが、
本当に早期に休養をとる事ができて、薬との相性もうまく合って、
うつ病の中でも、かなり軽度だったのではないかと思います。
(もしかすると、うつ状態が少し続いていただけなのかもしれませんが、
羨ましいですね。)
出来れば、完治してから社会復帰したいところですが、
今の社会は、難しいですね・・・
働きながら、自分は頑張り屋さんである事をもっと認識してやって、
自分を褒めてあげながら、意識的に休息をとる事が
うつ病患者に必要なのではないかと、うつ病になってみて最近思えてきました。
医療関係者は、頑張ったんだから休めばよいと、よく言いますが、
本人にしてみると、そういう自覚がないのですよね。
最近、私はこれまでの自分を思い返してみる事があります。
もし、うつ病でこの記事を読まれている方がいらっしゃったら、
是非じっくりと思い返してみてください。
仕事では、サボった事はあるかもしれませんが、
絶対に会社や周りの方たちに貢献をしてきたはずです。
短所・欠点にばかり目がいきがちなのですが、
本当は、自分のやってきた事の中に、自分でも気付かない素晴らしい事をやっているはずなのです!
よく、うつ病患者は自信が無くなっているという様に言われますが、
私は、あまり好きな言葉ではありません。
確かに、自信が無くなっているのかもしれませんが、
そんな風に言われると、もっと気分が落ち込んでしまいます。
うつ病に関しての私の勝手な解釈です。
(都合の良い解釈かもしれません)
うつ病は、自分に厳しい人がなる傾向があり、
頑張りすぎてしまい、疲れてしまった。
だから、頑張れなくなってしまった。
決して自信が無くなったのではない。
ちょっと休んで充電すれば、また頑張れる!
何故なら、頑張る事をやめろと言われても、人間そんなに簡単に変われない。
頑張る事が自分の中のルールでもあり、好きなところだったから。
うまく、自分をコントロールしながら、うつ病を克服して完治させ、
また、以前のように生きて行きたいと思っています。
その時は、うつ病の体験を活かして少しだけ意識的に自分を休ませる事と、
自分をもっと褒めてやる事を忘れずに。
私は、知りませんでした。うつ病と医師から診断されても、実は自分の症状を調べる気力も無かったらしく、全く知りませんでした。
少し、元気が出てきてから
うつ病の本を読んだり、ネットで調べたりして初めて知りました・・・
うつ病は再発率が高いという事も知りました。
この再発率に関しては、色々な機関がデータを出していたりするのですが、
お医者様の中には、うつ病は薬で大分、コントロール出来るようになってきたので、数年前のデータはあまり参考にならないとする意見もあるようです。
私もいくつかのデータは見た事があります(アメリカの機関が多いかもしれません)
一度うつ病を発症すると、再発する確率は約50%
再発してしまった患者が、更に再発する確率が約75%
そこからまた再発する確率は約90%
というデータが多いような気はします。
このデータを見ただけで、患者にとってはやる気がなくなってしまいそうですが、
私は、あまり参考にならないデータだと思っています。
薬でコントロール出来るようになるなどではなくて、
そもそも、抑うつ気分などという事自体が、どういう状態になれば完全に治ったと言えるのかが難しいと思います。
寛解に至っただけで、(寛解に至るだけでも羨ましいですが)
実は完全に治っていない場合が多いようです。
仕事を休んで休職中の方は、職場から医師の診断書の提出を求められ、休職期間を決められてしまう方が多いのでは、と思います。
確かに、会社側からすれば予定を立てておきたいところですし、上司としても部下が病気で休職したとなれば、把握して会社へ報告したいところです。
(上司は自分が管理能力を問われない為にですね・・・)
このように療養期間を決められてしまうと、休んでいてもゆっくり休めません。
もしかすると、休職中も会社側へ定期的に状態を報告させられるところもあると思います。
それで、決められた休職期間を消化して、まだ十分に回復していないのに仕事に復帰する訳ですね・・・
職場からは、ゆっくり仕事をして行けば良いと言われたりするかもしれませんが、そんな気分ではありません。
治りきっていないのに、仕事に復帰をして、せっかく良くなってきたのに症状が出てきて、再発という方は非常に多いと聞きました。
これは再発とは言わずに、「ぶり返した」に近いでしょうか。
なかなか、こういう問題で苦しんでいる方は多いと思います。
これを会社側に理解を求めても、難しいかもしれません。
また、女性の主婦の方も大変だと思います。
私も最近は元気があれば、掃除、洗濯、料理(ごく稀に)をやりますが、本当に疲れます。月給に換算して30万でも安いかもしれません。
ただ、どうしてもやらなければならない家事はありますので、ゆっくりと休養できないと思いますし、家族の理解が必要だと思います。
私は、今はリハビリのつもりで、たまにやっているだけですが、疲れますね。
再発率のデータは、〇ヶ月間症状が出なかったというのを基準にしているものが多いですが、快方に向かうスピードにも個人差が絶対にありますから、参考程度にしておけば良いと思います。
また、ある機関が行った臨床試験のデータには、
抗うつ薬(SSRI)だけで治療を行ったグループと薬無しで有酸素運動だけで治療(運動療法でしょうか?)を行ったグループを比較すると、有酸素運動のみで治療を行ったグループの方が再発率が極端に低いという面白いデータもありました。
数年前なので、これも全てを信じるのは危険かもしれません。
が、個人的には嫌いでは無い結果です。
寛解や完治は誰が決めるのでしょうか・・・
自信を持って言える医師もいないと思います。
うつ病自体、絶対治ると言う医師も、まずいないと思います。
患者を元気付ける意味で言う事はあるかもしれませんが、
最近は医療裁判もよくあるので、医師は簡単には絶対に治るとは言わないと思います。
(もしいたら、疑う必要があるかもしれません)
治療開始から数ヶ月で、全く問題無く回復したという方がいらっしゃいますが、
本当に早期に休養をとる事ができて、薬との相性もうまく合って、
うつ病の中でも、かなり軽度だったのではないかと思います。
(もしかすると、うつ状態が少し続いていただけなのかもしれませんが、
羨ましいですね。)
出来れば、完治してから社会復帰したいところですが、
今の社会は、難しいですね・・・
働きながら、自分は頑張り屋さんである事をもっと認識してやって、
自分を褒めてあげながら、意識的に休息をとる事が
うつ病患者に必要なのではないかと、うつ病になってみて最近思えてきました。
医療関係者は、頑張ったんだから休めばよいと、よく言いますが、
本人にしてみると、そういう自覚がないのですよね。
最近、私はこれまでの自分を思い返してみる事があります。
もし、うつ病でこの記事を読まれている方がいらっしゃったら、
是非じっくりと思い返してみてください。
仕事では、サボった事はあるかもしれませんが、
絶対に会社や周りの方たちに貢献をしてきたはずです。
短所・欠点にばかり目がいきがちなのですが、
本当は、自分のやってきた事の中に、自分でも気付かない素晴らしい事をやっているはずなのです!
よく、うつ病患者は自信が無くなっているという様に言われますが、
私は、あまり好きな言葉ではありません。
確かに、自信が無くなっているのかもしれませんが、
そんな風に言われると、もっと気分が落ち込んでしまいます。
うつ病に関しての私の勝手な解釈です。
(都合の良い解釈かもしれません)
うつ病は、自分に厳しい人がなる傾向があり、
頑張りすぎてしまい、疲れてしまった。
だから、頑張れなくなってしまった。
決して自信が無くなったのではない。
ちょっと休んで充電すれば、また頑張れる!
何故なら、頑張る事をやめろと言われても、人間そんなに簡単に変われない。
頑張る事が自分の中のルールでもあり、好きなところだったから。
うまく、自分をコントロールしながら、うつ病を克服して完治させ、
また、以前のように生きて行きたいと思っています。
その時は、うつ病の体験を活かして少しだけ意識的に自分を休ませる事と、
自分をもっと褒めてやる事を忘れずに。
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