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うつ病・治りました~完治を目指して~

うつ病と診断され、閉鎖病棟に入院もしていましたが、マインドフルネス心理療法と出会い、呼吸法・運動などを実践して回復しました。再発に気をつけながら生活をしています。 うつ病で悩まれている方の何かの参考になれば幸いです。

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入院中の出来事

入院していた頃を最近思い返す時があります。
今では、家族の間では笑い話になっています。
当時は本人(私)は真剣だったのですが。

入院すると様々な患者さんがいらっしゃいます。
他の病院は分かりませんが、私が入院した病院は、
うつだけではない患者さんもいらっしゃるので、
入院当初は、どうしてよいか分からず戸惑ったのを覚えています。
外出規制があったり携帯を自由に使えなかったりで、
ストレスが溜まって問題を起こす患者さんも多くいらっしゃいました。
私も問題を多く起こしていますが・・・

どうしても症状や薬の副作用が酷い時は、正常な思考ができないものです。
患者さん同士でのトラブルや、看護師さんとのトラブルも多く見受けられました。
入院して私が学んだことの一つは、
入院している患者さんは、どんな境遇・症状なのか分からないので、
最初は少し距離を置いて接しないと、大変な問題になることがあるということでしょうか。
少し寂しいことかもしれませんが、相手の為でもあり、自分の為でもあります。
入院しているということは、かなり心を病んでいるということですから、
お互いの為には必要かもしれません。

入院は通常の日常生活とは全く異なるので、やはりつらいものです。
そんな気分が滅入る環境で、重い障害を持った一人の子供と出会いました。
当時14歳と聞いていますが、精神年齢は7歳くらいでしょうか。
おそらく薬の副作用で舌が回らず、発音が大変なようです。
会話は幼い子供と話しているようなのですが、
大人顔負けの相手への配慮をするのです。
挨拶はもちろん、遊んでいても、「疲れた?」と相手に尋ねるくらい気遣う心があります。
調子が悪い時に話しかけられると、当然調子が悪いと言うのですが、
その後で、必ず謝りに来ます。
「さっきはごめんね。」
親の愛情がなんとなく分かる気がします。

こんな子を見ると、
私の悩んでいることは解決できそうで小さな悩みだなあと思えてきます。
行動していないのに、将来について考え悩んでいても何も解決しません。
病気で思うように日常生活を送ることができないなら、
回復させることに全力を尽くさなければいけませんね。
今できることをひとつひとつやっていく事が、最善の道です。
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●Thanks Comments

無題

最後の言葉は正に私自身のことのようです。
回復させるために全力を尽くしているか?と問われれば私はそうしていないと思えるからです。
病に苦しみつつも、病に依存しているのかもしれません。
与えられた生命を全うするために、回復のため着実に歩んでいきたいですね。

From 【OurSong】URL2008.10.02 22:06編集

Re:無題

うつは時々、治りたいという気持ちも麻痺させてしまうように思います。
諦めずに、必ず良くなると自分自身に言い聞かせながら、
お互いにトンネルの出口を目指していきましょう!

From 【はちみつ】|2008.10.03 16:22

無題

私は入院経験はありませんので、入院したらどんな感じかは人づてにしか聞いた事がありませんが。14歳で入院生活を送りながら、人を気遣う事が出来るなんて・・・せつないですね。
きっと自分で勝手にそういう事を学んでしまったんでしょうね。

たまにしか見ないのですが、TVで小さな子供が必死に病気と闘っている姿を見ると「こんなに小さな子が頑張っている。私よりも深刻な状態なのに。君達が頑張っているのに、おばさんがこんな事してちゃダメだ!!」と勇気を貰い、申し訳ない気持ちになってしまいますね。
今出来る事をひとつひとつ!やっていこうと思います。

トラコミュ参加ありがとうございました。

From 【うっこ】URL2008.10.03 02:10編集

Re:無題

今出来る事をひとつひとつ!ですね。
多少時間はかかるのかもしれませんが、
お互いに必ず治しましょう!
あと、おばさんというにはまだまだ早いですよ。

From 【はちみつ】|2008.10.03 16:27

無題

そうですね。病気で日常生活に支障を来たすなら、回復に向けて、全力で努力して行けば良いんですよね。勿論、無理はしないように。
今、出来る事を一つ一つ確実にやって行く。そうすれば、確実に進む事が出来る。そう、一歩ずつ一歩ずつ。

私も重い病気で苦しんでいる方を見ると、何だか申し訳なく思ってしまいます。こんな私が生きていて良いのだろうかって。
この思いが消えるまでは鬱とはおさらば出来ないのかな。トラウマもありますしね。
生きているのが申し訳なく思う、そんな風に思わなくても良いのに。難しいですね、鬱は。色々な症状があるだけに。

*昨日は温かいコメントありがとう御座いました^^

From 【綺羅】URL2008.10.03 05:25編集

Re:無題

お互いに焦らず、一歩ずつ、着実に前進していきたいですね。
自己否定はうつに特有の症状の一つのようですが、
私も少し前までは、しょっちゅう考えていました。
自分には生きる価値など無いとか、生きていても良い事などひとつも無いとか、誰からも必要とされていないとか。
こういう思考は、全て気のせいです。病気のせいです。
もしかすると薬の副作用の可能性もあるかもしれません。
とにかく、気のせいです。
考えるだけ時間の無駄です。
そんなことを考えるくらいなら、まだ寝ていた方がましです。
そんな思考に深入りしても、何一つ良い事はありませんから、
うつの回復につながるような事でもしましょう^^

From 【はちみつ】|2008.10.03 16:37

無題

やはり入院生活は地獄なんですね。
皆さん、入院は地獄っていってますよね(^_^;)
入院で外出規制かかって携帯も使えないとなると大変ですわ(>_<)
PCももちろん使えないだろうし…

俺も回復のためにがんばっていこうと思います。

From 【けん】URL2008.10.04 17:04編集

Re:無題

そうですね。入院は規制があって精神的に疲れますね。
携帯無しの生活は慣れると結構大丈夫で、逆に楽になりますよ。
便利なものなのですけどね。
少しずつお互いに回復していきましょう。

From 【はちみつ】|2008.10.07 07:36

無題

はちみつさん、こんばんは。
病気の特徴か、悩むことを繰り返してしまうことも多いですが、
自分の境遇について悩むだけ悩んだら、
そこから抜け出すために行動した方が良いですね。

私は、まだまだ回復するために全力を向けられていません。
全力を向けたつもりでも狙いが外れて遠回り、
それも回復のための刺激となることもあるので、
善しとしてますが・・・

From 【はいあーる】URL2008.10.04 22:59編集

Re:無題

はいあーるさんは、しっかり自己分析されていますね。
私はあまり考えずに行動している気がします・・・
うつは脳の機能の低下も問題になっているようですが、
私はなかなか思うように脳が働いてくれないと思う時があります。
脳の意識的なトレーニングも必要なのかもしれませんね。
脳トレでもやろうと最近思っています。

From 【はちみつ】|2008.10.07 07:54

つらいからこその優しさ。

はちみつさん、こんにちは^^

ワタシも入院したことはないのですが、病院での生活はどんなに大変だろうと思います。
ワタシも入院してもおかしくないときがあったのですが、家族が「あなたの場合入院したらもっと悪くなるでしょ?」という考えの持ち主だったので、ずーっと自宅で療養しています。

その子は、自分がつらいからこそ、相手を気遣うことができるようになったんでしょうね。
悲しさをいっぱい知っていると、優しくなれますよね。^^

ワタシも日常生活でできないことだらけです。
でも、できないなりのやり方(?)、今の自分なりのやり方で諦めずにできる所までやるというのは大切なのかもしれませんね。^^
出来なくたっていいのだ!というゆる~い気持ちで♪(○´▽`)b

From 【sao】URL2008.10.06 00:43編集

Re:つらいからこその優しさ。

入院は確かにつらいですね。私はあまりオススメできません。
忍耐力は付くかもしれませんが。

自分なりのやり方で諦めずにやるということは、非常に大切かもしれません。
出来なくても、出来るところまでやるという意識が重要なのでしょうね。
私は、とことんまでやってしまうので、もう少し柔軟な考え方が必要かもしれません。ですが、こんな自分の一面も気に入っていたりするので、直せないかもしれません・・・
saoさんのように考えられるのは羨ましいです。

From 【はちみつ】|2008.10.07 08:07

スゴイ子ですね

スゴイ子だなー、と驚きました。また、はちみつさんが入院されている時にその子とはちみつさんを出会わせた神様の存在を、感じます。はは・・・。一応、クリスチャンなのでー。
私はそんなえらい子じゃありませんでした。なので、その子をスゴイ貴重なもののように感じます。相手を気遣ったり、配慮だったり、その子のレベルだと、もう、才能です。障害を抱えていても、それに代えがたい宝を持っている。
こういうとき、人は神様を「残酷だ」というのか「神様の与えてくださった賜物」とするのか、わからないけれど、たぶん両方の気持のミックスかな。でも、素敵なお話だと思いました。はちみつさん、いい出会いがあってよかったですね。と思いました。

ところで、私、はちみつさんの前回の植物についての記事で、初!トラックバックをしてみようかな、と思っているのですが、どうでしょう?勝手にしていいですか?目障りだったら消していただいていいのですが、一応、聞いてみました。
それでは!

From 【みう】URL2008.10.06 21:07編集

Re:スゴイ子ですね

私はほとんど無宗教に近いので、宗教的なことは分かりませんが、
そういった考え方は全く悪い気はしないですね。
いつか、宗教的なことも勉強してみようとは思っています。
トラックバック、どうぞどうぞ。
スパムコメントのようなもの以外だったら何でもどうぞ^^

From 【はちみつ】|2008.10.07 08:17

辛くなってしまいました

すみません・・。身体が冷えているせいか イライラしてしまいます
身体を鍛えていても家事をがんばっていても どうせ私は一生この生活なんだと思うととても辛いです。
身体を温めても一時的でもう努力が実っているのかもよく分からないです

神様は私に幸せになってほしくないのかなとおもってしまいます。
私はなにか悪いことしたのかと・・。

小さい頃からストレスを沢山感じていきていて大人になったらなんとかなると信じていましたが
その希望もなんだかなくなったようにおもいます。

From 【rine ||2012.01.12 00:16編集

Re:辛くなってしまいました

お久しぶりです。

今年は何となく寒く感じます。
温かくして、体が冷えないようにしたいですね。
冷えるというだけでつらいですから。

考え方、生き方、心の持ち方という分野こそ、
マインドフルネスだと思います。
自己を洞察して、自分自身を認めて受け入れる。
これが一番難しく、
私もまだまだ悩みが多いです。
rineさんの置かれている境遇が分かりませんので無責任なことも言えませんが、
とにかく無理をし過ぎないで、病気が良くなることをあきらめずに行って下さい。
もし病気のことをなんでも話せる人が周りにいないのでしたら、
一人だけで頑張るというのは大変です。
時には、カウンセラーへ相談するというのも良いと思います。

From 【はちみつ】|2012.01.13 23:58

無題

返信ありがとうございます。
私の住んでいる地域は田舎なので
カウンセラーはいないです。


From 【rine ||2012.01.20 14:49編集

Re:無題

一度、マインドフルネスのカウンセラーにご相談されてみてはいかがでしょうか?
私も田舎の方でしたので、月に一度くらい、片道4時間くらいかけて電車で通った記憶があります。
それも難しいようでしたら、距離の問題もご相談されてはいかがでしょうか?
何か打開策を提案してくれるかもしれません。
私の知る限り、マインドフルネスは今のところ、埼玉、山梨、大阪です。(今後も広まっていくでしょう)

また、マインドフルネスとは異なりますが、
当時私の通院先の病院は、
認知行動療法のカウンセラーが数名職員として勤務しているところでしたので、
認知行動療法のカウンセリングを金銭負担がほとんどなく受けることができていました。
そういう情報は意外と外部から分かりにくいようですし、
患者側から尋ねないと教えてくれない傾向にあるようです。
お電話で問い合わせてみるのも一つの方法かもしれませんね。
(ホームページには何も掲載されていないことが多い気がします)

ただ、やはりオススメなのはマインドフルネスですが。

From 【はちみつ】|2012.01.25 11:16

無題

昨日病院へ行って カウンセリングを受けることができるか尋ねたところ
金銭はかからず受けることができました。
何年も通っていたのに知らなくてショックでした。

しかしはちみつさんに 教えてもらった事が生かすことができてとてもうれしいです。
ありがとうございます。
やはり何事も色々調べないとだめみたいですね

From 【rine ||2012.01.28 13:03編集

Re:無題

カウンセリングが身近で受けられて良かったです。

From 【はちみつ】|2012.01.30 22:02

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プロフィール

HN:
はちみつ
性別:
男性
職業:
社会復帰をして現在会社員
趣味:
犬、ドラマ・映画鑑賞、水泳
自己紹介:
30代。
2006年に家族の不幸がきっかけで仕事が出来なくなり、うつ状態と診断される。
前職は休職後、退職となり、
約2年間治療に専念。
症状としては、抑うつ、自律神経失調症。
一時は、統合失調症も併発。
薬の副作用に悩まされ、
(薬を信用していない事もあり)
薬に頼らない病気の克服を目指してきました。
最近は症状もなくなり、
社会復帰(再就職)をして再発に気を付けながら生活をしています。
うつは治る病気だと、よく言われます。
その通りだと思いますが、
ただ薬を服用して休んでいてもなかなか回復に向かわないと感じている方は多いのではないでしょうか。
私は、適切な治療と、克服のための行動が重要だと思っています。
私のブログが何かのお役に立てると幸いです。

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